今日は大荒れの天気になりましたが、昨日・一昨日は穏やかな春の陽気でした。
我が家の玄関前にある梅林も満開になり、部屋の中でも耳を澄ますと鳥達が春を楽しんでいる声が聞こえます。
そんな訳でカメラ片手に近所の梅林スポットへ出掛けてみました。30〜40本程の梅の木がある梅林へ到着して、まずは全体を散策。梅は満開です。

梅林を一回りしましたが鳥達は見つからず、たまたま撮影に来ていた人としばらく雑談。私のカメラを見てしばしカメラ談義を・・・
そうこうしていると一番端にある梅の木に小さな鳥の姿を確認。
そっと近づいて行きます。
こんなときカメラマンは、さながらハンターのよう、息を殺して身を低くして足音を殺してゆっくり動く。なるべくいい場所の至近距離まで近づきます。そして三脚を立てファインダーをのぞきターゲットを探す。ターゲットがフレームに入ったらマニュアルでフォーカスをあわせ、そしてシャッターを連写する。
一連の動作をターゲトに気づかれないようになるべくスムースに素早く行います。

こんな感じに撮れました。
f/10.0 1/800 iso800 距離は約15mくらいでしょうか500mmの望遠で撮りました。
メジロの表情もはっきりとわかります。

そして場所を少し移動しようと動くと・・・

気づかれてしまいました。
チョット後ピンになってしまいましたが、メジロの飛翔の瞬間です。
こうやってみると意外と羽は薄くできている事がわかります。
群れが別の梅の木に移動したので、今度は先ほどより慎重に少し遠巻きして他の梅の幹に隠れながら近づきます。
先ほどより近くまでよる事ができました。
その距離約10m。
そして先ほどの手順で狙いを定めます

今度はバッチリです。

「梅に鶯」と言いますが、なかなかウグイスは梅の木には現れません。よく言われるウグイスはこの写真のメジロです。そういえばさっき雑談していた人も「ウグイスの撮影ですか?」っていってたなぁ。
「春告鳥」とかいてウグイスと読むそうですが、私の中の「春告鳥」はこのメジロです。
しばしメジロの撮影をした後は、すぐ傍にある河原へ移動してよく営巣している「アオサギ」を探しに行ってみました。
例年程たくさんいませんでしたが何羽か確認出来ます。アオサギは非常に警戒心が強く川の対岸にいても正面に立つと逃げてしまいます。その距離は100m以上あると思います。
土手の上にあがってアオサギを探します。上流側に3羽程休んでいるのを発見!
土手を移動して正面に行き三脚をセットし始めると飛び立ってしまいました。
しょうがなく土手を下流側に移動していると、なんと対岸ではなくこちら側の岸辺に一羽のアオサギを発見。そっと近づいてカメラを構えいつもの手順で連写。

バッチリ撮れました。真横からキレイに全身を収めることができました。
恐らく距離は50mくらいだと思います。
こちらに気づいているとは思うのですが、逃げるそぶりは見えません。
もう一枚別の角度からのショット。

非常にラッキーだったのだと思います。
日も傾いてきたので帰る事にしました。