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吉丁虫
吉丁虫と書いて何だか解る人、読める人は少ないと思います。
なんかの虫だろうとは推察するでしょうが、一体なんなのかは解らないと思います。

正解は「玉虫(たまむし)」です。

私の中では、滅多にお目にかかれない虫です。
記憶では、かなり昔、小学校の頃だったと思います。
定かではありませんが、家族旅行かなにかで、高原へ行った時に捕まえたような気がします。

そしてその玉虫は、樟脳(しょうのう)と一緒に小さな桐の小箱に入れられて、母親が箪笥の中に入れていたのを覚えています。

今日は今にも降り出しそうな天気でしたが、いつものカワセミスポットへ出掛けてみました。(あいにくカワセミには出会えませんでした)
そして草むらを移動して、土手を上っていると、足下に光る物が。
私の中では滅多にお目にかかれない物となっていた「玉虫」を今日偶然見つけました。

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すかさず捕まえてみましたが、逃げる様子もなく、私の手のひらの上を歩き回ります。
法隆寺宝物「玉虫厨子」の装飾として使われた「ヤマトタマムシ」です。
車まで移動して、ボンネットの上にのせて撮影してみました。

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本当に金属のような光沢があって、何ともいえない色です。

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まるで宝石のような美しさに、しばし感動!
数枚写真を撮って、可哀想なので草むらへ逃がしてやりました。

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by nobinobit | 2011-06-16 22:49 | 生き物
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